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泌尿器系の症状

おしっこが近い

「おしっこが近い(頻尿)」とは、覚醒中の排尿回数が通常より多い状態を指し、一般的に日中8回以上とされます。排尿間隔が短くなる、少量しか出ないのに何度も行きたくなる、強い尿意にすぐ反応してしまう、といった自覚が特徴です。これは膀胱の蓄尿機能や尿意の感受性に何らかの変化が生じていることを意味し、尿量の増加による場合と、膀胱の機能的な問題による場合に大別されます。精神的要因や生活環境の変化でも生じることがあり、持続する場合は詳細な評価が必要です。

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夜に何度もトイレに起きる

夜に何度もトイレに起きる(夜間頻尿)とは、夜間睡眠中に排尿のために1回以上起きなければならない状態を指します。加齢とともに増加し、高齢者によくみられる症状ですが、年齢に関係なく起こることもあります。 夜間頻尿は、以下の3つの要因に大別されます。
  • ・【夜間尿量の増加】夜間の尿の産生が増える状態。水分摂取や体内の水分移動、ホルモンの変化などが関与します。
  • ・【膀胱の蓄尿容量の低下】夜間に尿を十分にためられず、少量でも尿意を感じて目が覚める。
  • ・【睡眠の質の低下】浅い眠りや中途覚醒により尿意を感じやすくなる場合もあります。
夜間頻尿は睡眠の質を損ない、日中の倦怠感や集中力の低下を引き起こすため、放置せずに原因を調べ、適切な治療を受けることが重要です。

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急に強い尿意を感じて我慢が難しい

突然強い尿意を感じ、「すぐにトイレに行かないと漏れてしまいそう」と思うような、我慢が困難な状態を尿意切迫感と言います。通常の尿意とは異なり、急激かつ強烈に生じ、排尿までの猶予が非常に短くなるのが特徴です。 この症状は、膀胱が過敏になっている、あるいは排尿をコントロールする神経の調整がうまくいっていない状態で起こりやすく、膀胱が十分に尿をためる前に収縮してしまうことで生じます。尿意切迫感は、頻尿や切迫性尿失禁と併発することが多く、生活の質(QOL)に大きな影響を与えるため、早期の診断と治療が重要です。

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尿漏れがある

自分の意思に関係なく尿が漏れてしまう状態を尿失禁と呼びます主なタイプには、咳やくしゃみ、運動時など腹圧がかかった際に起こる「腹圧性尿失禁」、急な強い尿意とともに漏れてしまう「切迫性尿失禁」、両方が混在する「混合性尿失禁」、膀胱に尿がたまりすぎてあふれ出す「溢流性尿失禁」などがあります。原因は骨盤底筋のゆるみ、神経の障害、前立腺手術後の影響など多岐にわたります。治療法は、タイプや原因に応じて異なり、骨盤底筋訓練や薬物療法、生活指導、さらには外科的治療まで幅広く選択肢があります。羞恥心から我慢してしまう方も多いですが、専門的な評価と適切な治療により、多くの方で症状の改善が期待できます。

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尿が出にくい

「尿が出にくい」とは、排尿開始の遅延(排尿開始遅延)、尿勢の低下(尿流低下)、尿線の細さや途切れ(断続的排尿)などを含む排尿困難の症状を指します。これは排尿機構の障害によって膀胱から尿道への尿の排出が妨げられる状態です。主な原因は前立腺肥大症などによる尿道圧迫、膀胱排尿筋の収縮力低下(膀胱収縮障害)、神経因性膀胱などが挙げられます。特に男性では前立腺肥大症が頻度高く、尿の流れが阻害されます。症状が進行すると膀胱内圧が上昇し、尿閉や腎機能障害を引き起こすリスクがあるため、早期の泌尿器科受診と詳細な評価が必要です。

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残尿感がある

「残尿感」とは、排尿後に尿がまだ膀胱内に残っているように感じる不快な感覚を指します。実際に尿が残っている場合と、感覚的なものである場合があります。原因としては、膀胱の収縮力低下や排尿筋の機能障害、尿道狭窄、前立腺肥大症などによる尿流障害が挙げられます。また、神経因性膀胱や尿路感染症でも生じることがあります。残尿が続くと感染症のリスクが高まり、膀胱機能の低下や腎障害につながる可能性もあるため、症状がある場合は専門医の診察を受けることが重要です。

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排尿時に痛みがある

排尿時の痛み(排尿痛)は、尿道や膀胱、前立腺などの尿路に炎症や刺激が生じていることを示す症状です。一般的に、尿を出す際に鋭い痛みや灼熱感、違和感が感じられます。原因は尿路感染症、尿道炎、膀胱炎、前立腺炎、尿路結石など多岐にわたり、炎症や傷害による尿路の刺激が痛みの原因となります。また、性感染症による尿道炎も若年男性でよくみられます。症状が続く場合は放置せず、正確な診断と適切な治療を受けることが重要です。

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尿道から分泌物が出る

尿道からの分泌物は尿道粘膜の炎症によるもので、性感染症が主な原因です。代表的な病原体には、淋菌やクラミジアに加え、トリコモナスやマイコプラズマも増加しています。分泌物は透明から膿性と様々で、白色や黄色、緑がかった色調を呈することもあります。症状は排尿時痛、灼熱感、尿道のかゆみや不快感を伴うことが多いです。診断には尿道分泌物の顕微鏡検査や核酸増幅検査が用いられ、原因菌に適した抗菌薬を投与し治療します。

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血尿がでる

血尿とは、尿に血液が混じっている状態を指し、肉眼で赤やピンクに見える「肉眼的血尿」と、顕微鏡検査でしか確認できない「顕微鏡的血尿」に分けられます。血尿の原因は多岐にわたり、尿路感染症、尿路結石、腫瘍(膀胱癌、腎癌、前立腺癌など)、外傷、腎炎や腎疾患、前立腺肥大症などがあります。血尿は泌尿器系の異常を示す重要なサインであるため、原因の特定のために尿検査、画像診断(超音波、CTなど)、内視鏡検査(膀胱鏡)などの精密検査が必要です。

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突然の腰痛、側腹部痛がある

突然の側腹部痛や下腹部痛は、尿管結石の典型的な症状です。尿管結石は腎臓で形成された結石が尿管に移動し、尿の流れを部分的または完全に遮断することで激しい痛みを引き起こします。この痛みはしばしば波状性で、耐え難い鋭い痛みが腰や脇腹、下腹部、鼠径部に放散することがあります。伴って吐き気や嘔吐、血尿が見られることもあります。尿管結石は自然排石が可能な場合もありますが、症状が強い場合や排石が困難な場合は、専門的な治療が必要です。

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全身の症状

疲労感や倦怠感を感じやすくなった

疲労感や倦怠感が続く場合、加齢に伴うホルモンバランスの変化、特に男性更年期障害(加齢男性性腺機能低下症候群:LOH症候群)が背景にあることがあります。男性更年期では、テストステロン(男性ホルモン)の分泌が徐々に低下し、身体的・精神的なさまざまな不調を引き起こします。代表的な症状として、慢性的な疲労感、集中力の低下、気分の落ち込み、不眠、筋力の低下、性欲減退などがあり、生活の質に影響することもあります。診断には血中テストステロン値の測定が用いられ、治療は生活習慣の改善やホルモン補充療法などが行われます。

該当する病気

男性特有の症状

陰嚢が腫れた

陰嚢の腫れは、さまざまな原因で陰嚢内の構造物が腫脹や液体貯留を起こした状態を指します。代表的な原因には、陰嚢水腫(陰嚢内に液体が溜まる状態)、精巣腫瘍、精巣上体炎(感染による炎症)、精巣捻転(精巣がねじれることで血流障害を起こす緊急疾患)などがあります。症状としては腫れのほか、痛みや違和感、発熱を伴う場合もあります。特に精巣捻転は緊急性が高く、早期診断・治療が必要です。

該当する病気

  • ・精巣上体炎
  • 精巣腫瘍
  • ・陰嚢水腫
  • ・精巣捻転

勃起の維持が困難になった

該当する病気

額の生え際や頭頂部の髪が薄くなった

該当する病気

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