夜に何度もトイレに起きる(夜間頻尿)とは、夜間睡眠中に排尿のために1回以上起きなければならない状態を指します。加齢とともに増加し、高齢者によくみられる症状ですが、年齢に関係なく起こることもあります。
夜間頻尿は、以下の3つの要因に大別されます。
- ・【夜間尿量の増加】夜間の尿の産生が増える状態。水分摂取や体内の水分移動、ホルモンの変化などが関与します。
- ・【膀胱の蓄尿容量の低下】夜間に尿を十分にためられず、少量でも尿意を感じて目が覚める。
- ・【睡眠の質の低下】浅い眠りや中途覚醒により尿意を感じやすくなる場合もあります。
夜間頻尿は睡眠の質を損ない、日中の倦怠感や集中力の低下を引き起こすため、放置せずに原因を調べ、適切な治療を受けることが重要です。
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