皆さん泌尿器科のかかりつけ医をお持ちでしょうか?
高血圧や糖尿病などで内科に通う方は多いかもしれません。でも、「泌尿器科にもかかりつけ医を」と言われると、少しピンとこない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、泌尿器科の病気やお悩みはとても身近なものです。頻尿、尿漏れ、前立腺や腎臓、膀胱の病気、尿路結石、さらには泌尿器がんや男性機能障害、性感染症、小児の夜尿症など、泌尿器科が対応する病気は幅広く、早期の発見と継続的なケアがとても大切です。
私は2001年に医学科を卒業して岡山大学泌尿器科学教室に入局した後、大学病院や総合病院、アメリカの研究施設で基礎から臨床まで幅広く泌尿器科診療を学ぶ機会を頂きました。帰国後は県外のハイボリュームセンターで手術技術の向上や専門的スキルの習得に励み、2018年に岡山大学に帰局してからは、外来医長、病棟医長、医局長を拝命してチーム医療の構築と運営に尽力しました。これまで25年の経験から得た技術と知識を私が生まれ育った地元岡山の皆さんに提供し、より身近で質の高い医療サービスを実現することで、患者さんの生活の質の向上に寄与したいと考えています。
泌尿器科のかかりつけ医を持っている方は、まだまだ少ないのが現状です。その背景には、「どこに相談してよいかわからない」「受診するほどではないと思っている」「少し恥ずかしい」という気持ちがあるのかもしれません。
だからこそ、私たちは“気軽に相談できる泌尿器科”でありたいと考えています。気になる症状がある方はもちろん、「今は特に困っていないけれど、将来のために話を聞いておきたい」という方もお気軽にご来院ください。